影の柔らかさについて

影の柔らかさというのは、要は被写体表面からみた光源の大きさとコントラストなんだけど、柔らかさをどうコントロールできるかを説明する。(※ 正確には反射が一様ではないのであたる角度やカメラとの位置関係も関係してくるんだけど、そこは各自研究してほしい。話がややこしくなりすぎるので)

途中まで単一の光源で考え、最後に複数光源の考え方を書きます。

図解

光源

遠い光源だと急に影が強くなる(光が当たらなくなる)のがわかる。

自然光

直射日光下が一番影がきつくなる。直射日光は無限遠の点光源(平行光線)だと近似できる。日陰の場合、空の拡散された光と周り(ビルや地面)からの反射光がメインになるので影は柔らかくなる。曇りの場合、空全面が光源になるので影はやはり柔らかくなる。

人工照明

距離が遠いほど、光源の面積が小さいほど影は強くなる。

ディフューザーや壁バウンスをすると見かけ上の光源が大きくなる。ハニカムグリッドを使うと平行光線に近づくので影は強くなる。(注: ハニカムグリッドはここでは説明し切れていない。ハニカムグリッドは見かけ上は多数の光源が遠方にあるような状態に近似できる。自分で補助線を書けば分かると思う)

たとえばこの写真はストロボを被写体からかなり話、実質的な平行光線をあてている。

20170812-105219-dsc06379-ilce-71

ところで、ストロボなどの光源の場合、距離を2倍離すと光の強さは1/4に減じることは気をつけないといけない。

複数光源の場合

被写体上の各点からみえる光源の大きさ(面積x強さ)が急激に変わる場合は影が強くなり、緩慢に変わる場合は影が柔らかくなる。つまり、複数光源を使うと影を柔らかくしやすいんだけれど、どういう風に光源を置くか、ディフューズやバウンスするかは説明しきれるものではないので各自研究してほしい。

ところで書籍などに書かれていないチップスを1つ。ストロボ1台置いている場所を、少し距離を離して2台や3台などにすると実質的にはソフトボックスと同じ効果が得られる。これも各光源(ストロボ)からの光の当たる当たらないに関して補助線を引いて確認してみてほしい。

肌の凹凸

肌の微少な凹凸に関して、横から光を当てると影ができそれを強調してしまうことはここまでで分かってもらえると思う。ではどうすれば肌がきれいになるか?顔の陰影を残しつつ肌の凸凹をどう目立たなくするか?撮って出しであってもかなりのレベルまで詰められるので各自研究してほしい。(ファンデーションの目的を考えれば、肌の微少な凸凹を目立たせたくないと考えられているのはわかるよね・・?)

ヒント: レンズと同じ場所から強い光を出した場合、まったく影がなくなってしまう(=顔がのっぺりしてしまう)のは分かるだろうか・・?では、レンズから少し(5度とか10度)ずらした場合にはどうなるだろうか?あるいは、他の光源がある状態でレンズから弱めの光を出した場合はどうなるだろうか?

例えばこれは撮って出し。(目のキャッチライトをみるに5個ぐらいのソフトボックスやストロボを使ってそう)20170812-112553-dsc01094-ilce-7m2

結論

曇りの日の日中ハイスピードシンクロは盛れる。

20180311-135833-DSC03051-ILCE-7M2

追加課題

髪の毛の質感(天使の輪とか)、自然と感じる光の当たり方(真下から光をあてたら心霊写真になるね?)ほか、影の強さ以外にも照明において大事な考えどころがある。光の当たる角度(位置関係)もそうだし、色味(自然光と蛍光灯)や色温度(自然光と白熱電球)もそうだ。

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